パート女性の大問題、社会保険加入拡大で「扶養枠」「年収の壁」どうなる? メリット・デメリットに応じた働き方とは

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扶養内では教育費や老後が不安、扶養外では働き損が不安

   フリーコメントでは賛否両論が相次いだ。まず、適用拡大に反対の意見では、こんな声が代表的だ。

「扶養の関係があるため変に触らないでほしい」(40代:パート/アルバイト)
「家庭の都合上、働けない人のことを考えていない」(50代:パート/アルバイト)
「扶養内の人は働き控えが起き、企業は新たな人材確保のため人件費・求人広告等の費用が上がり、結局犠牲になるのは中小企業なのではないのか」(40代:正社員)
「小規模の会社にとっては、保険加入を義務付けされることが困難かも知れないので、事業者が選択する権利があったほうがいいと思う」(50代:派遣社員)
「フルタイムで働くパート従業員や、たくさん働きたい人にはよい制度かもしれないが、もともと扶養範囲内で働きたい場合は素直に喜べない」(50代:パート/アルバイト)
「将来年金が貰えるかも分からないのに、家計がギリギリで貯蓄も出来ない中、社会保険で手取りを取られても将来安心できるのか不安しかない (40代:フリー/自営業)
「小さな中小企業にも福利厚生を整えろということでしょうが、この不景気で大変なんじゃないですか?」(60代:パート/アルバイト)

   このように、扶養の範囲内で働きたい人や、中小企業の負担増のことを考慮するべきだという考えだ。

   一方、賛成の立場からこんな意見が聞かれた。

「配偶者控除をやめて、成人はみんな社会保険か国民保険に入ればいい」(50代:パート/アルバイト)
「考え方は人それぞれだと思いますが、いま保険料の負担が生じても年金として受け取る額が増えるなら仕方ないと思います」(50代:パート/アルバイト)
「今まで扶養内におさまるように仕事をセーブすることが多かったので、社会保険適用拡大にもっと大きなメリットがあれば賛成したい」(30代: パート/アルバイト)
「健康保険・厚生年金を自身でかけることのメリットを、もっと周知したほうがよい」(50代:今は働いていない)

などと働き方の条件が広がることや、将来の安心を強調する意見が目立った。

   どちらとも決めかねている人からは、こんな意見が寄せられた。

「社会保険の適用を拡大されると、扶養外でかなり働かなければ損をするため、育児をしながらどれだけ働けるか不安。扶養内では、今後の教育費や老後が不安。どうするか、迷う(40代:契約社員)
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