立憲民主党の米山隆一衆院議員が2024年9月16日、Xを通じて「一定の人が自民党に投票する理由」について持論を展開した。
米山氏は直接言及していないものの、SNSではジャーナリストの津田大介さんと青木理さんによるYouTube番組「ポリタスTV」でのトーク中、「人々はなぜ自民党に投票し続けるのか?」「劣等民族だから」などとする発言があり、波紋を広げていた。
「劣等民族」呼ばわりは「決してリベラルな在り様ではありません」」
米山氏は16日、Xを通じて「私は立憲民主党ですが、それで良いという事ではないけれど、一定の人が自民党に投票する理由は分かります」と切り出した。その上で、異なる支持をする人々に対してもリスペクトを持っていると明かした。
「それは決して『劣等民族』だからではなく、我々は正々堂々その理由に打ち勝とうとしています。『劣等民族』などと言う考え方は何であれ極めて差別的で、決してリベラルな在り様ではありません」
続く投稿では、「本来のリベラルは、自分の民族に対しても『劣等民族』なんて言葉を使いませんし、そんな事を考えもしません」と断言。その上で、「と言いますか、『劣等民族』なんていう人は、一体全体自分は何なのか、幾ら自分を含む多数派相手とはいえ、それは余りに差別的だと思わないものなのかと思います」とこうした発言をする人に対する疑問をつづった。
「人々はなぜ、自民党に入れ続けるのか?」をテーマに講演
米山氏は直接言及していないものの、自民党支持者を「劣等民族」とする表現をめぐっては、12日に配信されたYouTube番組「ポリタスTV」の「報道ヨミトキFRIDAY」での津田さんと青木さんの発言が注目を集めていた。
津田さんは番組中、「明後日僕、土曜日に広島に行きます。広島で、『人々はなぜ、自民党に入れ続けるのか?』をテーマに講演します」とイベントの告知を行った。
青木さんは、「すごいね。よくこんなテーマで......、ひと言でこれ、終わりそうじゃない?」と反応。
「(ひと言とは)なんですか?」とする津田さんに青木さんは「劣等民族だから」と答え、2人はそろって「アッハッハッハッハ」と笑い声を上げた。
自民党に投票する人を「劣等民族だから」とまとめ、嘲笑するような内容が波紋を広げ、SNSでは切り抜き動画などが拡散されていた。
私は立憲民主党ですが、それで良いという事ではないけれど、一定の人が自民党に投票する理由は分かります。それは決して「劣等民族」だからではなく、我々は正々堂々その理由に打ち勝とうとしています。「劣等民族」などと言う考え方は何であれ極めて差別的で、決してリベラルな在り様ではありません
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) September 16, 2024