番組でネコプリンを「韓国スイーツ」と紹介、造形作家が異議 NHKは一部反論も「公式Xで表現を改めた」

「元々の型は、日本で作ったものなので、韓国発ではなく日本発」

   ところが、テレビなどのメディアでは、森井さんの型を使ったとみられるネコプリンを韓国スイーツなどと度々取り上げるようになった。これに対し、森井さんは、24年1月のX投稿などで、その型は日本発だと強調するとともに、コネコカップにシリコン製の模造品が出回っているとして、注意を呼びかけた。

   販売元のアッシュコンセプトも1月18日、公式サイトにお知らせを出し、21年4月にコネコカップの意匠登録も行っているとして、「類似品・模倣品については確認次第、法的な対応を含め、然るべき対応を取ってまいります」と警告している。

   同社の担当者は24年9月11日、J-CASTニュースの取材に対し、こう話した。

「韓国では一昨年、ネコプリンがSNS上で流行りました。韓国でバズると、日本にも入ってきます。そのため、韓国発だと思われたのでしょう。しかし、元々の型は、日本で作ったものですので、韓国発ではなく日本発になります。森井さんも、そのことを伝えたかったのだと思います」

   森井さんの型を使ったネコプリンを販売することについては、こう述べた。

「コネコカップを使ってスイーツを販売することは、調理用品でもありますので問題ありません。しかし、模造品を使ったもので販売しているとすれば、心証はよくないですね。どの店がコネコカップを使っているのかについては、すべて把握しているわけではありません」
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