「大学生になり、初めて名字の違う弟と会いました」
進次郎氏は12日、総裁選に際しての所見発表演説会に臨んだ。スピーチでは、日本や世界を取り巻く環境の目まぐるしい変化に触れ、「私自身も2児の父親になったことが人生の転機となり、それまでとは物の見方が大きく変わりました」とした。
目指す政治のあり方を語った進次郎氏は「包容力ある保守の精神」を大切にしていると語り、「私自身が、そんな人生を歩んできました」と切り出した。
「両親が幼い頃に離婚し、中学2年生までそのことを知らず、母親だと思っていた人はおばでした。兄と2人兄弟だと思っていたら、弟がいると告げられたのもその時でした」
弟とは既に会っているといい、「大学生になり、初めて名字の違う弟と会いました。親父とそっくりで、びっくりしました。一瞬で、それまでの距離と空白が埋まりました」と、離れて育った弟とは良い関係を結ぶことができたという。