人気声優の井上喜久子さんが2024年9月9日、Xで「この夏の大切な思い出」を明かした。
「炎天下のある日、道を歩いていると、ジジジジッという音がして、男の方が座り込んでいた」
井上さんは、『らんま1/2』の天道かすみ役、『ああっ女神さまっ』のベルダンディー役、『名探偵コナン』シリーズのキャンティ役などで知られる声優だ。
井上さんは9日、道で出会った男性とのエピソードをXでつづった。
「炎天下のある日、道を歩いていると、ジジジジッという音がして、男の方が座り込んでいた」ことから、井上さんは「大丈夫かな?」と思い近づいてみたという。男性は「瀕死のセミをハンカチに乗せて、ご自分のお茶を飲ませてあげていた」。
夏になると、路上にセミが落ちている光景は珍しくない。昨今では、ひっくり返って死んでいると思われたセミが飛び上がってきたり、急に激しく鳴き出してきたりすることを「セミ爆弾」「セミファイナル」などと呼び、「夏の嫌なあるある」とされることもある。
セミを助けようとした男性の優しさに、井上さんは「こんなに優しい方がいらっしゃるんだということと、セミの蝉生を想い、心がきゅうっとなりました」とした。
「図々しいと思いながらも『SNSに載せても大丈夫でしょうか?』とお伺いすると『はい』とのことだったので」とつづり、「この夏の大切な思い出です」としている。