官房長官会見はなぜメモばかり読むのか 「あの部屋では自分の言葉で語れない」林氏が特派員協会で明かす

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「私が総理総裁になったあかつきには......」詳細答えず

   「言葉で語ることができない」ことは、直後の官房長官会見でも証明された。林氏は9月7日、視察先の病院で、現行の健康保険証を廃止して12月に機能をマイナンバーカードに一本化するスケジュールについて、の見直しの可能性に言及している。この点について問われた林氏は、政府見解を

「マイナ保険証は患者本人の健康医療情報に基づくより良い医療の提供を可能にするほか。緊急時の活用など含めそのメリットが今後増えていくものだ。このため国民の皆様にご理解いただき利用促進を図っていくことが重要であり、政府としては現行の健康保険証の新規発行を本年12月2日に廃止し、マイナ保険証を基本とする仕組みへ移行することとしており、円滑な移行に向けた取り組みを進めているところだ」

などと説明。続けて次のように述べ、「官房長官の立場」を強調した。

「その上で、この記者会見は政府のスポークスマンとしての官房長官の立場で臨んでいる。お尋ねの私の発言は、私が総理総裁になったあかつきには見直しを含めて検討したいという考えを述べたものであり、この官房長官会見の場において、これ以上お答えすることは差し控える」

(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)

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