官房長官会見はなぜメモばかり読むのか 「あの部屋では自分の言葉で語れない」林氏が特派員協会で明かす

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「政府や党の公式見解が私の考えと異なることもあり......」

   林氏は「候補(予定)者としての会見」だと断った上で、紙に目を落としている経緯を

「紙を読まされているということではない。実際に紙を読んでいるということではなく、私が使っている紙は全部、答える前に1つ1つチェックしている。政府のスタンスであって自分のスタンスではないので、発言には正確を期しており、後で何かまずいことがないようにしている」

などと説明。さらに、官邸の会見では自分の考えが発信できないとも指摘した。

「内閣の一員として、あるいは党の一員として、政府や党のスタンスを、できるだけ自分の考えに近づけたい。それが私の願いだ。しかし、政府や党の公式見解が私の考えと異なることもあり、あの部屋(官邸の会見場)では自分の言葉で語る(speak for myself)ことができない。私はここで、自分の言葉で話せる自由を感じている」
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