「なぜ彼は私と戦わないのか?」
アフマダリエフは、「ボクシングニュース」の取材に対し、「タパレスは試合直後に私と再戦しなければならなかった」とし、次のように当時の状況を説明した。
「私が身を引いた。彼らがビッグマッチを望んでいたのは理解できるし、問題ない。彼らはいい試合をし、ナオヤが勝った。その試合の勝者が私と戦うはずだった。しかし、その後、WBAが私を公式の指名挑戦者として発表し、条件に同意する条件を与えた。だが、彼ら(井上陣営)は試合を辞退し、彼らは例外を申請した。それなのに、次の対戦相手は何なんだ。何が起こっているんだ。なぜ彼は私と戦わないのか?」
井上への挑戦権は自身にあると主張するアフマダリエフ。試合の機会がめぐってこない苛立ちを隠さず、挑発的なコメントを並べた。
「私はボクシングができるし、パンチ力もある。戦うこともできるし、レスリングもできる。何でもできる。私は強い男だし、技術もたくさんある。彼らもそれを知っているし、彼のチームもそれを知っているから、リスクを冒したくないんだ。負けるのが怖いんだ」
井上戦に固執するアフマダリエフだが、井上は独自路線を進み、年内のスケジュールはほぼ決定しているようだ。
井上は、9月3日に元IBF世界スーパーバンタム級王者テレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド、37)と対戦し、7回TKO勝利で王座防衛に成功。12月には、IBFとWBOで世界1位にランクされるサム・グッドマン(オーストラリア、25)との対戦が予定されている。