プロボクシングの元WBA・IBF世界スーパーバンタム級王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、29)が、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)を挑発した。
プロ8戦目で世界2団体王者に
英ボクシング専門メディア「ボクシングニュース」(ウェブ版)が2024年9月8日に報じた。
アフマダリエフは、16年リオデジャネイロ五輪バンタム級銅メダリストで、18年3月にプロデビューした。
サウスポースタイルから繰り出す強打を武器に勝利を重ねた。20年1月のプロ8戦目に、WBA・IBF世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(米国、34)に挑戦し、判定勝利を収め2団体の世界王座を獲得した。
アフマダリエフは当初、井上の有力な対戦候補だった。
井上は23年1月に4団体のバンタム級王座を返上し、スーパーバンタム級転向を表明。この時点で、アフマダリエフはWBAとIBFの王座を保持しており、近い将来、対戦する可能性が高いとみられていた。
ところが、アフマダリエフは23年4月にマーロン・タパレス(フィリピン、32)との防衛戦に敗れ無冠に。2団体の王座を獲得したタパレスに、井上との4団体王座統一戦のチャンスがめぐり、23年12月に統一戦が実現した。