仕事やプライベートの待ち合わせなどで起こりがちな「遅刻」。時間に遅れてはいけないとわかっているのに、ついやってしまった人もいるのでは。
X(Twitter)でも遅刻は関心度の高いテーマのひとつ。遅刻に対する悩みのほか、「遅刻する側」と「遅刻される側」の主張がぶつかり議論に発展するなど、さまざまなケースがあるようです。
ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が解説する「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」、今回は「遅刻」について掘り下げます。
「遅刻だ!!」約20年前の体験がトラウマで夢に
遅刻についての過去の体験がトラウマになって夢に出るという人もいるようです。あるXユーザーが「いまだにコレで時々飛び起きるんだけど」と描いて投稿した漫画に、多くの共感が集まりました。
そのユーザーが描いた漫画は、学校自体は20年前に卒業しているのに「部活の朝練 遅刻だ!」と焦って飛び起きたというもの。投稿主はツリーで「部活でなんかあったな...(遠い目)」と振り返っていました。
20年位前の出来事なのにいまだにこの夢で時々飛び起きるんだけど...どうして...「激しく同意」→60代になっても変わらず見るらしい - Togetter
この漫画に対し、自分も同じような経験があるというコメントが続出。「講義に遅れそうと急いでる夢はまだ見る」「儂も退職した会社に遅刻やミスする夢が...」などと身に覚えのあるユーザーからの体験談が相次ぎました。
こうした夢について、別のユーザーからは「一種のトラウマのフラッシュバック」「さぞかし恐ろしい部活やったんやな...」などと心配する人も。
前述の投稿主が当時の部活でどんな状況だったのかはわかりませんが、後の人生で悪夢を見てしまうほど、遅刻することを強いストレスとして感じている人もいるようです。
遅刻常習犯からのお願いに「自己中過ぎる」とツッコミ
あるXユーザーが投稿した「遅刻率が高い人にお願いしたいこと」というポストを受けて、別のユーザーが「遅刻常習犯の目線から時間守る人にお願いしたいこと」というポストを投稿し、注目を集めました。
元の「遅刻率が高い人にお願いしたいこと」という投稿には、「遅刻が確定した時点で何分遅れるのかはっきりして欲しい」「言い訳しないで欲しい」「そもそも遅刻しない欲しい」など、遅刻された側からの要望が書かれていました。
一方で「遅刻常習犯の目線から時間守る人にお願いしたいこと」では、「遅刻して待ってる時間は適当に過ごしてて欲しい」「最終的には時間じゃなくて『到着したか否か』で評価してほしい」などと投稿。
ほかのユーザーからは「亭主関白か」「改善する気がなくて草」「自己中が過ぎる...」などと呆れるリアクションが目立ちました。
『遅刻常習犯目線から時間を守る人にお願いしたいこと』を書いたネタツイに様々な反応「自己中が過ぎる」「亭主関白かw」 - Togetter
遅刻常習犯と思しきユーザーによる投稿は半ばジョークとも思える内容ですが、実際に遅刻しがちと悩むユーザーからは、「まさにそうなんだよ...」「遅刻する側なのでめっちゃ気持ちわかる」「本当に悪いと思って遅刻してます」などと共感する声が多数ありました。
一連の投稿では、「遅刻は良くない」「待たせた人に申し訳ない」と理解し反省しながらも、遅刻を繰り返してしまう人が少なからずいることがわかります。
「遅刻しないのは希少スキル」の主張に賛否
Xであるユーザーが「『無断欠勤しない』と『遅刻しない』は希少なスキル」として「そこを求める時点で最低賃金の倍以上は払えよという気持ちがある」と主張したところ、議論に発展するケースもありました。
投稿者の主張に賛同するコメントを見ると、「5分前出勤で遅刻扱いされた」と出勤時刻のチェックの厳しさに不満を持つ人や、「遅刻はするとブチ切れられるのに、定時を過ぎた労働は残業代も払わずに見過ごす」などと終業時刻にルーズな会社の体制について疑問を持つ人がいるようです。
「無断欠勤しない」と「遅刻しない」は希少スキルなのでそれを求めるなら最低賃金の倍は払ってほしい - Togetter
また、「遅刻しない」ことが普通だと考えられている点に疑問を呈する人もいました。
ユーザーの中には「真面目で努力家で一定のクオリティを維持しながら無遅刻無欠勤で生涯仕事を続けるのは、フツーではない」と指摘する人も。他にも「できなかったら減点するなら、ちゃんとこなした時に加点くらいしても」と、減点だけでなく加点システムも取り入れて欲しいと提案する人もいました。
とはいえ、別のユーザーからは「定刻通りの電車も指定した時間に宅配が来るのも労働者みんなで守ってる習慣のおかげ」と説き、日本の労働者の「習慣=教育」の賜物であると考える声も見られました。
「遅刻しない」といった点だけを評価して賃金を上げることは無理があると考える声のほうが多いようです。
以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。
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20年位前の出来事なのにいまだにこの夢で時々飛び起きるんだけど...どうして...「激しく同意」→60代になっても変わらず見るらしい - Togetter
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