HKT48の新曲「僕はやっと君を心配できる」(2024年9月11日発売)は、「いぶくる」こと石橋颯(いぶき)さん(19)と竹本くるみさん(20)によるダブルセンターを筆頭に、16人の「選抜メンバー」が担当している。
そのうち江浦優香さん(13)、龍頭綺音(りゅうとう・あやね)さん(14)の2人は、24年5月にお披露目されたばかりの7期生から選ばれた。一方で、9月28日に卒業を控える松岡はなさん(24)にとっては、最後に参加する楽曲だ。インタビュー後半では、主に7期生と松岡さんに話を聞いた。特に松岡さんには、卒業コンサートのリハーサルで涙が止まらなかったエピソードや、グループや後輩メンバーへの思いについても語ってもらった。(聞き手・構成:J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)
お披露目で「文脈が強い」楽曲披露した7期生
―― 新曲は、7期生から2人も選抜メンバーに選ばれたこともポイントです。7期生は24年5月に東京・渋谷で行われたコンサートでお披露目されたばかりです。そこで7期生がパフォーマンスした「Chain of love」は、映画「尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48」(16年)の主題歌で、元々は上野遥さん(24=22年卒業)がセンターを務めていました。映画では、「非選抜」ながらも、アンダー(代役)として劇場公演で活躍する上野さんに焦点を当てていました。言ってみれば「文脈が強い」楽曲ですが、どのような思いでパフォーマンスしましたか。
龍頭: マネジャーさんに映画を勧めていただいたので、見ました。私は入ったばかりですが、将来はみんなから憧れられるように、これからHKT48を引っ張っていけるように、将来はそういう存在になりたい、という思いで踊りました。
江浦: 7期生は16人いるから、誰よりも輝かないとファンの方が見つけてくれないから少しでも自分が輝けるように、自分の魅力をこの機会に見つけて、それで魅力を出せるように、表情の作り方などを頑張りました。
―― 「Chain of love」ではセンター龍頭さん、向かって左(下手)が江浦さん、という立ち位置でした。記者の間でも関心は高く、終演後にセンターの名前を確かめようと、レコード会社の人に立ち位置表を見せてもらう人が複数いました。お2人は7期生の中では知名度が高い方だと理解していますが、選抜入りを知らされて驚きましたか?
江浦: はい......!レッスン終わりに私と龍頭で「ちょっと残ってて」と言われて、1人ずつ呼び出されて伝えられました。本当に急に言われてびっくりしました。
―― レコーディングやMV撮影は初めての経験でしたね。
龍頭: 初めてのことばかりで緊張しましたが、先輩方の足を引っ張らないようにとか、周りを見てすぐ行動できるようにとか、たくさん頑張りました。
―― 先輩方としてはいかがですか。7期生はスマートに行動されてましたか。
松岡: されてました!えらい。
石橋: かわいかったです。えらい。
松岡: めちゃくちゃ難しい振り付けなのですが、頑張っていっぱい練習して、ついてきてくれました。