自民党の小泉進次郎元環境相(43)が2024年9月6日に記者会見し、自民党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を正式表明した。質問の中には小泉氏の「知的レベルの低さ」を主張するものもあり、SNS上では「まじで失礼すぎ」「恥ずかしいな」などと批判が相次いだ。一方で、小泉氏の応答には「完璧すぎる!」などと称賛の声が相次いだ。
「G7で『知的レベルの低さで恥をかくのでは』と、皆さん心配しております」
記者会見では、政治資金の透明化、雇用規制の見直し、ライドシェアの全面解禁、選択的夫婦別姓の導入などの策を説明した。その後、質疑応答の時間に入った。SNSで批判があいつだのは、小泉氏が国際会議に参加すれば「知的レベルの低さ」で恥をかくのでは、という主旨の記者の発言だ。具体的な質問内容はこうだった。
「小泉さんがですね、この先首相になってG7に出席されたら、『知的レベルの低さで恥をかくのでは』と、皆さん心配しております。それこそ日本の国力の低下になりませんでしょうか。それでもあなたはあえて、総理を目指されますか?」
これに対し、小泉氏はこう返答した。
「私に足らないところが多くあるのは事実だと思います。そして完璧ではないことも事実です。しかし、その足りないところを補ってくれるチーム、最高のチームを作ります。その上で、今まで培ってきたものを1人1人と各国のリーダーと向き合う覚悟、そういったものは私はあると思っています」
その後「最大限努力していきたい」などと話し、小泉氏は記者の名前を尋ねた上で「このようなご指摘を受けたことを肝に銘じて、これから『あいつマシになったな』と思っていただけるようにしたいと思います」とにこやかに答えた。また、同じような質問を環境相になった最初の会見でも受けたと振り返った。