牛丼チェーン「松屋」などをチェーン展開する松屋フーズは2024年9月4日、顧客の悪質な嫌がらせや迷惑行為を指す「カスタマーハラスメント」(カスハラ)に対する方針を策定したと、公式サイトで発表した。
「誰もが自分らしく、イキイキと活躍できる職場づくり」
松屋フーズは、カスハラを「お客様等からのクレーム・言動のうち、当該クレーム・言動の要求の内容の妥当性に照らして、当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものであって、当該手段・態様により、労働者の就業環境、または他のお客様がお食事する環境を害するもの」と定義する。
カスハラの該当する例としては、過度なクレームや理不尽な要求、差別発言、セクシャルハラスメント、暴言・侮辱・暴行、威嚇・脅迫などを挙げた。同社がカスハラと認定した場合は、「警察と弁護士に相談の上、厳正に対処いたします」との方針を示している。
企業姿勢の明確化や従業員への周知・啓発、教育・研修の実施、サポート体制の整備などに取り組み、「誰もが自分らしく、イキイキと活躍できる職場づくり」を目指すと説明している。