旧ジャニーズ事務所(現・SMILE-UP.)の創業者である故・ジャニー喜多川氏による性加害問題を受けて結成された「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が、2024年9月7日をもって解散することになった。
「記念すべき9月7日をもって当会を解散と致します」
「ジャニーズ性加害問題当事者の会」は、故・ジャニー喜多川氏による性加害問題の発覚後、当事者らによって23年6月に設立された。ジャニーズ事務所に対する事実認定と謝罪、超法規的な被害者の救済と補償を求めるために活動してきた。
24年1月末をもって代表を辞任した平本淳也元氏と石丸志門副代表が3日、報道各社に宛てた文書を通じて「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の解散を明らかにした。
解散を決めた理由として、「これまで500人程度が合意に至っている進捗状況を鑑みて、会として求めてきた大部分は達成できた」ことを挙げ、「認定と謝罪、そして補償と救済(未決)に至っては事実として実績を残すことができました」と説明した。
解散の日を9月7日に決めたことについては、「『認定』と『謝罪』は昨年9月7日に催されたSMILE-UP.の記者会見にて勝ち得ることができました。この記念すべき9月7日をもって当会を解散と致します」としている。
当事者の会は解散するものの、「問題のすべてが片付いた訳ではございません。補償と救済もまだ道半ばです」とし、今後は個人の活動として被害者支援を続ける意向だとし、「皆様方には引き続いて『ジャニーズ事件』を注視して頂きたく願います」と呼びかけた。