会社を救う隠れた逸材「ハイパフォーマー」を探せ! 「7つの特徴」を見極め、育てるコツは?

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どれが重要なポイントかは、「会社による」

   しかし、実際にはどうハイパフォーマーを分析して、見いだしていけばよいのか。J‐CASTニュースBiz編集部は、アスマークの担当者に話を聞いた。

――ハイパフォーマーの7つの思考と行動様式、とても納得感があります。しかし、これをバランスよく全部備えた人物となると、神様のようなビジネスパーソンになります。私自身は、50年近い仕事人生を通じてお目にかかった経験がありません。

仕事が非常にできる人は、7つのうちどれかに欠けているか、どれかを突出して持っているかといった個性が強すぎる人がほとんどです。ハイパフォーマーは、7つのうちどれが特に重要だと考えていますか。

担当者 資料でご紹介しているのは、ハイパフォーマーの人に多い傾向をまとめたものなので、たしかに、すべてを高いレベルで兼ね備えた神様のような人は、そうそういらっしゃらないとは思います。

そのうえで、「どれが特に重要か」に関しては、「会社による」というのが私どもの回答です。

たとえば、社員3人のベンチャー企業であれば、「まずやってみる」精神(Point.1)が特に重要になってくるでしょう。逆に、多くの関係者と仕事を進める必要のある大企業などでは、円滑な人間関係を築ける能力の人(Point.6)が重要かもしれません。

自社の場合はどれが特に重要かな、と考えながら見ていただけたらと思います。

――なるほど。Point.7の「物事を(批判精神を持って)斜めから見ることができる。ただし、ひねくれた見方をすることでない点に注意」という点も面白いですが、ビジネス面では具体的にはどういうことでしょうか。

担当者 単に批判することを目的とした批判ではないこと。これが大切かなと思います。重箱の隅をつつくような指摘ばかりして、代案も出さず文句ばかり言う人とは一緒に仕事したくないですよね。

「斜めから見る」というのは、たとえばイベントの企画をしている際に「でも、この構成だと車いすの人は楽しめないよね。より多くの人に楽しんでもらうようにするにはどうしたらいいか」というように、よりよくするための新たな視点を持てることかと思っています。
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