「大半の人たちは井上が圧倒的な勝利を収めると予想」
同メディアの記事では「大方の見方では、井上には必要のない試合であり、誰も見る必要のない試合だということだ。また、37歳のドヘニーには勝つ資格も勝算もない試合だとも言われている」と、ドヘニーの実力を分析し、こう続けた。
「この試合は21年12月にアラン・ディパエン(タイ)と対戦し、8回にストップして以来、井上にとって最も物足りない試合だと言える。その1年後にポール・バトラー(英国)を圧倒した試合でさえ、WBOバンタム級王座獲得という魅力があった。同じことは9月3日のドヘニーには言えない。この試合の結果はすでにわかっているというのが、大方の見方である」
英ボクシング専門誌「ボクシングニュース」(ウェブ版)は、「井上尚弥は9月3日に有明アリーナで試合を行うが、対戦相手が『かませ犬』だというのは控えめな表現だろう」と辛らつに評し、次のように解説した。
「大半の人たちは井上が圧倒的な勝利を収めると予想している。何が起きてもおかしくないボクシングの試合においてさえ、ドヘニーが番狂わせを起こす可能性を予想している格闘技ファンは少ない」
防衛戦の前日計量が2日に横浜市内のホテルで行われ、王者・井上はリミットいっぱいの55.3キロ。挑戦者ドヘニーは200グラム軽い55.1キロで一発パスした。