「小林のスクイズは防げた」阪神OB苦言 「守りの破綻」で痛恨黒星...ベンチに「一体感を感じない」

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「ナイスバント。セーフティースクイズ成功で、終わらせてはいけない」

   そして、小林のスクイズについて言及し、阪神の守備陣に苦言を呈した。

   田尾氏は「小林のセーフティースクイズ。ここはなんとかしのげたのではないかと思う」とし、次のように持論を展開した。

「小林がバッターボックスに入った時点で、フリーで打たさないだろうと思わなければいけない。そうなるとセーフティースクイズしかないと思えば、もしセーフティースクイズをしたとき、サードランナーをホームにやらない。そういう守りをしなければいけなかったと思う。そこが、まだ守りが甘いというか、本当にスクイズをしたときに、ホームでさせるところに自分がいたのか。そういう守りをしたのか。そういうことになっていく。ナイスバント。セーフティースクイズ成功で、終わらせてはいけないと思った。あそこはもっと、前進守備をしてもよかった」

   試合の模様をテレビ観戦していたという田尾氏。監督を務めた自身の経験からベンチ内の首脳陣の様子に関して、こう指摘した。

「(雨で)中断している間、かなり長く(テレビで)ベンチが映っていたが、一体感を感じなかった。なんか、こっちでちょこちょこしゃべっている。こっちでちょこちょこしゃべっている。そういうのを見ていると、上を目指すぞというものをあまり感じない雰囲気を感じました」

   チームはこれで2位・巨人と5ゲーム差となり、首位・広島との差は5.5ゲームに広がった。厳しい戦いが続く中、3日からホーム甲子園球場で5位・中日と3連戦。6日からアウエー神宮球場で最下位ヤクルトとの3連戦を控える。

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