【ソフトバンク】4年ぶりのリーグ優勝へ首位独走も 不安材料はCS「短期決戦」やりにくい相手は

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   4年ぶりのリーグ優勝へ、ソフトバンクがラストスパートに入った。

   2024年9月1日のロッテ戦(ZOZOマリン)で10-2と大勝。打撃の状態が上がっていなかった近藤健介が猛打賞4打点の大活躍は明るい材料だ。

  • 小久保裕紀監督の手腕が問われる(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    小久保裕紀監督の手腕が問われる(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 小久保裕紀監督の手腕が問われる(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

持ち味の広角に鋭い打球を連発

   近藤はパ・リーグで唯一の3割打者だが、打撃は夏場から試行錯誤が続いていた。

   7、8月と月間打率2割台に。6月終了時点で打率.355だったが、2か月で打率.308まで下がった。

   2位以降との差が一気に縮まる中、この試合では持ち味である広角に鋭い打球を連発した。

   3回2死満塁で154キロ直球を振り抜くと、右中間突破する走者一掃の3点先制適時打。5回1死では逆方向の左翼ポール際に2試合連続の19号ソロを放った。7回は先頭打者で左翼フェンス直撃の二塁打。一挙5得点を奪う呼び水となった。

   2位の日本ハムが敗れて優勝マジックは15に。最短で11日に4年ぶりのリーグ優勝が決まる。

「短期決戦で先発陣をどう編成するか」

   ただ、不安材料がないわけではない。

   スポーツ紙デスクは

「CSでファイナルステージに日本ハムが勝ち上がってきた場合、不気味です。失うものがない怖さがありますし、若いチームなので勢いに乗ってくるでしょう。4番の山川穂高はスランプに入ると長いのでこの時期に打撃不振になると、得点力が一気に落ちることも懸念されます。さらに、リーグトップの有原航平は、日本ハム戦に今季5試合登板して0勝2敗、防御率4.11と相性が悪い。短期決戦で先発陣をどう編成するか。リーグ優勝は間違いないですが、CSは一筋縄にいかないと思います」

と分析する。

   小久保裕紀監督が就任して1年目。ペナントレースで盤石の強さを見せているが、ここからチーム力が問われる。(中町顕吾)

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