「前例がない」との発言にはいったん認めて「だからこそやりましょう」
「前例がない」
そもそも今の時代において、前例に基づいてやっていくということは大きな成功につながりにくいものです。
二番煎じと見られることもあり、大体競合に負けていくのが常です。プライスリーダーになれる人とは、古い言葉で言うと、ブルーオーシャンに入っていける人でもあります。
そもそも前例がないと反対しているのはどうしてなのでしょうか? その人が、役割意識として反対してる場合もあります。「会社として慎重に考えなさい」という意味合いで、象徴的な「前例がない」というネガティブな発言をした可能性もあります。
「前例がない」と言われたときに大切なことは、「だからやるんじゃないですか、普通」ということを相手にさらっと返すことなのです。
ここで、「前例があればやるのですね?」と揚げ足取りのように言質を取って「これは前例じゃないでしょうか」と無理やり前例らしきものを探しにいく方法もありますが、それよりはポジティブな印象を持たせながらすすめる方法をお奨めします。
まず、反対意見を言わなければいけないその人を立ててあげるのが効果的です。「その発言はごもっともです」と受け止めつつ、「だからこそやりましょう」って言いきってみてはどうでしょうか?