部数減に人手不足&用紙代高騰...夕刊休止の波、東京にも 朝日は九州・山口で全廃へ

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毎日&産経が富山の次に配達やめるのは......?

   夕刊に限らず、紙媒体の発行から事実上撤退する動きも加速している。夕刊紙として発行されている日刊ゲンダイは8月3日付(2日発行)の紙面で、8月4日をもって「群馬県および栃木県の一部エリア」で販売を休止することを発表。発表では休止の理由は書かれておらず、郵送やデジタル版での購読を呼びかける内容が掲載されている。

   朝刊が届かなくなる地域もある。毎日新聞は7月17日、9月末で富山県内での配送を休止することを発表。産経新聞は8月10日、富山県での産経新聞、サンケイスポーツ、夕刊フジの発行を9月末で休止すると発表している。

   富山県内の両紙の部数は毎日683部、産経245部。本土から空輸している沖縄を除く46都道府県の中で最も少ない部数だ。

   沖縄を除き、富山に次いで両紙の部数が少ない県は、毎日が高知(952部)、石川(1077部)。産経が石川(272部)、佐賀(438部)だ。いずれも、地元紙が大きなシェアを占める地域だ。

(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)

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