「オースティンは150キロ以上の速球に弱点がある」
ドミニカ共和国出身のメル・ロハス・ジュニア選手(34)は、KTウィズに所属していた20年シーズンに打率.349、47本塁打、135打点を記録。本塁打王、打点王のタイトルを獲得し、シーズンMVPに輝いた。
20年オフに阪神に移籍するも、通算2年間で打率.220、17本塁打、48打点と結果を残せず、22年オフに退団。その後、メキシカンリーグを経て23年に古巣KTウィズに復帰した。
ロハス・ジュニアのように、韓国リーグで数字を残した選手が日本のプロ野球で結果を残せないケースは決して珍しくない。なぜ、日本の野球に対応できないのか。
「OSEN」の記事によると、LGツインズのヨム・ギョンヨプ監督(56)は、ディーンが日本球界に進出する可能性について、次のように語ったという。
「日本は簡単ではない。オースティンは150キロ以上の速球に弱点がある。球速150キロを超えるボールの打率が最も低い。ところが日本の先発投手陣は150キロを投げる」
ディーンの日本進出に否定的なギョンヨプ監督は、一方で変化球の対応力を高く評価している。
記事によるとギョンヨプ監督は「直球のホームランより変化球のホームランが非常に多い。スライダーの打撃能力も良く、タイミングも非常に良い。30本塁打以上打った打者の中で、三振率が一番低いだろう」と評価したという。
昨シーズン、打率.313、23本塁打、95打点の活躍を見せたディーンは、LGツインズ29年ぶりの優勝に大きく貢献した。