SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)が2024年8月27日、公式サイトを更新。23年10月2日に行った故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐる記者会見で、特定の記者を指名しないようにする「NGリスト」が作成され流出した件について、会見の運営を委託していたコンサルティング会社「FTIコンサルティング」(以下、FTI)からの調査結果を報告した。
旧ジャニーズ事務所側は一切関与せず
SMILE-UP.が発表した文章によれば、「NGリスト」はFTIが作成し、旧ジャニーズ事務所側は一切関与していないという。リストはFTIの業務委託先の社員が主導し、記者会見の直前にFTIの担当者が作成。会見当日に、運営スタッフに共有された。
旧ジャニーズ事務所側は、「指名NG記者」も指名すべきだと事前の打ち合わせで指示していたにも関わらず、FTI担当者が「氏名NG」などの言葉を用いてリストを作成した理由や経緯などについて、FTI担当者は「深く考えていなかった」と説明しているという。
また、流出した経緯については、一部の社員が調査協力に応じないなどとしているが、「独断で本件リストを作成し、本件リストが外部流出したことは事実」だと述べている。
FTIは、旧ジャニーズ事務所に対し、本件リストの作成・流出に関して意図的に不利益や損害を与えようとしたものではないと説明しているとし、旧ジャニーズ事務所に謝罪した上で、業務委託料の支払いを受ける権利を放棄するとした。