マクドナルドの公式Xが2024年8月21日に、「マクドは大変なものを作っていきました」とする動画を公開した。Xでは、内容への反響とともに、マクドナルドが公式Xで「マクド」の略称を使ったことにも驚きの声が寄せられている。
「また懐かしいものをwww」の声
マクドナルドのXが公開したのは、2000年代後半にニコニコ動画を中心に流行した「東方Project」のアレンジ楽曲「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」のパロディー動画だ。サムライマックシリーズの期間限定商品「炙り醤油風 トリプル肉厚ビーフ」を紹介する内容で、ボーカルは本家と同じmikoさんが歌うなど、こだわりが見て取れる。
15年以上前に流行した動画とのコラボに、Xでは「令和で2024年やぞ今......」「また懐かしいものをwww」「懐かし! しかもまさかの公式かい!!」といった声が寄せられた。
一方で、タイトルに使われている「マクド」の愛称にも注目する声が上がっている。「マクド」は主に関西地方で使われており、Jタウンネットが15年10月から16年2月にかけて行ったアンケート調査では、大阪府では77.9%、奈良県で92%、和歌山県で90%の人が「マクド」と呼ぶと回答している。
そのため、「公式が『マクド』で認めてるん?」「公式が『マクド』呼び使ってるやん 関西人の時代来たか」といった声が寄せられた。
「今後もお客様それぞれの愛称で親しんでいただけると幸いです」
なぜ今回、「マクド」を使ったのか?J-CASTニュースの取材に応じた日本マクドナルドの広報担当者は、マクドナルドについて「さまざまなお客様にご愛顧いただいており、『マック』『マクド』という愛称で親しんでいただいております」とする。
そのうえで、今回のコラボ動画のタイトルは、
「原作のタイトルである『魔理沙は大変なものを盗んでいきました』の語呂に合わせて"マクド"を使用いたしました」
と説明した。
広報担当者は、17年には「マックなのか?マクドなのか?おいしさ対決」と題したキャンペーンも行ったことがあることにも言及。このキャンペーンでは、複数の期間限定商品をそれぞれ「マック軍」「マクド軍」に分け、どちらがおいしいかSNS投票で対決するという内容で、「マクド軍」が勝利した。
「今後もお客様それぞれの愛称で親しんでいただけると幸いです」と呼びかけた。
2000年代後半に流行した作品とのコラボの理由は......?
また、このタイミングで「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」とコラボした理由についても訪ねた。
その理由について広報担当者は、「歌詞が、『トリプル肉厚ビーフ』の特長であり魅力である、厚みのある100%ビーフパティが"3枚"入っていることをお伝えするのにぴったりであると考え、企画いたしました」と説明。
続けて、「サムライマックは食にこだわりを持つ『大人』の皆さまに楽しんでいただきたい商品でもありますので、『大人』の皆さまに懐かしみながら楽しんでいただけるように、名作である『魔理沙は大変なものを盗んでいきました』とコラボさせていただきました」と明かした。
マクドは大変なものを作っていきました#サムライマック #トリプル肉厚ビーフ pic.twitter.com/Oe45fI5xcn
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) August 21, 2024