枝野幸男氏、中国の領空侵犯批判でザワつくX 「北京政府」批判は初めてではなかった

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香港めぐる問題でも「北京政府の決定」の表現で懸念を表明

   枝野氏は過去にもたびたび中国政府を「北京政府」と呼称し、批判してきた。台湾だけでなく、香港と中国本土との関係についても言及してきた。

   例えば20年6月に、香港でスパイ行為などの国家の安全を脅かす行為を取り締まる「香港国家安全維持法案」(国安砲)が可決されたとの報道を受けては、「香港の皆さんによる政治的自由と民主主義を守る活動に、重ねて連帯の意を表します。また、北京政府の決定に、普遍的価値である自由と民主主義の観点から、懸念と遺憾の意を表します」としていた。

   党代表時代には、代表記者会見でも「北京政府(中国)と我が国は物理的に避けられない近い距離にあるわけであります」(21年6月30日)などと表現していた。

   これに先立つ21年4月2日の記者会見でも、中国本土と香港をめぐる対立について、「足元では香港について、北京政府が勝手に事実上被選挙権を制約するような法律をつくって押しつける、これによって一国二制度は中国によって一方的に破棄された」などと厳しく批判。同月に札幌市内で開かれた会合での演説では、台湾について「国」や「島国」と繰り返し表現していた。

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