枝野幸男氏、中国の領空侵犯批判でザワつくX 「北京政府」批判は初めてではなかった

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   立憲民主党の枝野幸男前代表が2024年8月26日、中国軍機による日本への領空侵犯について、Xで「北京政府の国際法に違反した挑発的行動に厳しく抗議します」と書き込んだ。

   投稿を見た人たちからは、領空侵犯への厳しい批判とともに「北京政府」といった表現にも注目が集まっている。

  • 枝野幸男氏(2021年11月撮影)
    枝野幸男氏(2021年11月撮影)
  • 枝野幸男氏(2018年6月撮影)
    枝野幸男氏(2018年6月撮影)
  • 枝野幸男氏(2021年11月撮影)
  • 枝野幸男氏(2018年6月撮影)

「北京政府の国際法に違反した挑発的行動に厳しく抗議します」

   防衛省は26日、同日午前11時29分から31分ごろにかけ、中国軍のY-9情報収集機が、長崎県男女群島沖の領海上空を侵犯したことを確認したと発表した。

   枝野氏は同日夜、領空侵犯を報じたNHKのニュースサイトを引用し、「北京政府の国際法に違反した挑発的行動に厳しく抗議します」とXに書き込んだ。

   「日本政府においても、毅然とした姿勢で対応することを強く求めます」とし、「こうした問題には与党も野党もありません。北京政府に対して毅然とした対応をされる限り、党派を超えてこれを支持します」とつづっている。

   投稿を見た人からは、中国政府を「北京政府」とした表現に注目が集まり、「北京政府とは?」「"北京政府"とわざわざ書かれる意図はありますか?」などその意図を勘ぐる投稿が相次いだ。

   中国政府は、中国本土と台湾は不可分の領土で、台湾は「中華人民共和国」の一部だという「一つの中国」の原則を主張している。これに対して台湾の頼清徳総統は24年5月の就任演説で「中国は中華民国の存在を直視すべき」だとして、台湾が主張する「中華民国」に繰り返し言及している。

   そのため枝野氏が「北京政府」という呼称を使っていることで、「一つの中国」論を支持していないのではないか、との見方も出ている。

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