スマホ時間長くても...「メリハリ利用」が健康的という調査 ダラダラいじらず、目的意識を持って

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スマホで活発に連絡をとる若者は、アクティブで健康に自信

   J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を担当したモバイル社会研究所の吉良文夫さんに話を聞 いた。

――【図表1】で、男女とも若い世代とシニア層で健康だと思う割合が高いのはなぜでしょうか。働き盛りは、企業でも社会でも、ごく一部のシニア経営層を除けば、一番実質的な権力がある、エネルギッシュな世代のはずですが、健康に対する自信が低いことも不思議です。

吉良文夫さん 「あなたは同世代の人と比べて、健康だと思いますか?」という聞き方のため、他人と比較した場合の、自身の健康状態の主観的意識となっています。

ですから、同世代に病気や体調不良の人の割合が増えてくるシニア層では、目標とする健康状態に高望みすることが少なくなり、自身の健康に満足する割合が高くなると推測されます。ちなみに、健康状態が本当に悪い方は、本調査にそもそも協力していない可能性が高いです。

働き盛りの健康意識が低くなる理由として、日常生活が多忙で目標とする健康状態を維持できていない、健康のための行動を思うようにできていない、というジレンマがあるものと推測しています。

「仕事で疲れを感じている」「睡眠で十分に疲れがとれていない」と回答した人が多く、日常生活でのストレスの多さが自身の健康意識に影響している可能性もあります。

――スマホなどの連絡頻度が高いほど健康に自信があるという、【図表2】の結果も興味深いです。若い世代ほどその傾向が顕著だというのはなぜでしょうか。
コミュニケーション行動が活発とか、それだけ連絡を取る交友関係が広いとか、要するにそれだけ「アクティブ」ということなのでしょうか?

吉良文夫さん 家族・友人・近隣の人など、主にプライベートでの交流相手を意識した連絡頻度を聞いています。プライベートでの他者との交流が活発な人はご指摘のとおり、「アクティブ」な傾向があると思います。

若者はメール、メッセージアプリ、SNSなどでの連絡の割合が中高年より高いため、特に若い世代ほど傾向が顕著に出たのだと推測しています。
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