「爺さんはクールに去って行った」
超神ネイガーさんが踏み台の脚を「五寸で切るが、よいか?」と聞き、おじいさんの了承を得て作業を開始。
「誰から貰った踏み台かは知らないが、あまりにも素人工作で、脚がグラグラなのでビスを打って補強する」として、黄色い踏み台を採寸し、作業する様子を写した写真を添えた。「ネジとの干渉によりドリルビットをひとつ破断したが、切断面をカンナで整え、足の底には滑り止めのゴムを貼る」と、かなり本格的な日曜大工になったという。
完成した踏み台を玄関に設置すると、「ピタリと収まる」。超神ネイガーさんは「なんだ、やれば出来るじゃないか。少なくとも、90歳の爺さんが玄関で転ばぬように、おらはなんとかできたようだ」と満足げだ。
おじいさんは超神ネイガーさんにお礼を伝え、ヘルメットを被って自転車で出かけて行ったという。
その後、おじいさんが超神ネイガーさん宅に現れ、「近所のスーパーで買って来たビール缶の6本セット」をお礼にプレゼントした。
「え、わざわざ?!」「なんもなんも!!」と軽やかなやり取りを交わし、「爺さんはクールに去って行った」そう。超神ネイガーさんは、おじいさんに向け「転ぶなよ! ジジイ! へばな(それじゃあね)」と呼びかけた。