登録者67.6万人のYouTubeチャンネル「脱・税理士スガワラくん」を運営する税理士の菅原由一さんが2024年8月20日に公開した動画で、7月の広告収入を明かした。
菅原さんは「お金に関する有益な情報やギリギリすぎる裏ワザ」を伝える税理士YouTuberとして、2022年12月から動画の投稿を行っている。
「YouTubeが終わりなんじゃなくて、その人の人気が徐々に薄れていってる」
「YouTubeは本当にオワコンなのか?登録者66万人超えのスガワラくんが実体験を語ります!」と題した動画で菅原さんは、昨今YouTuberが「オワコン(終わったコンテンツ)」「稼げない」と言われている世間の風潮について「そんなこともないと思う」と主張。「稼げない」と嘆いているYouTuberの大半が「エンタメ系」である一方、自身は「ビジネス系」であり「全然オワコンじゃない」とした。
エンタメ系のYouTuberがオワコンとされる理由について、菅原さんは「エンタメ系YouTuberはわかりやすく例えると、テレビ業界でいう一発芸人にちょっと近い部分がある」と語る。お笑い芸人で絶頂期の人気を維持し続けている人がいないのと同様に、一時期人気で登録者数が急増したものの、現在あまり動画が再生されていないエンタメ系YouTuberがほとんどだと説明。その上で、「YouTubeが終わりなんじゃなくて、その人の人気が徐々に薄れていってるってことで、広告収入が少ないっていう話だと僕は思います」と私見を述べた。
菅原さん自身は2022年12月からYouTubeでの活動を開始。外注会社に依頼して毎日動画投稿を行い、登録者数について最初の1か月は500人だったものの、その後急伸し、スタートから4か月で10万人、1年で38万人、1年8か月で66万人に到達したという。
7月の広告収入は670万円
そんな菅原さんのYouTubeにおける7月の広告収入だが、同月の視聴回数が1000万回、視聴時間が100万時間を超えた結果、「670万円」に達したとのことだ。しかし「ほとんど製作費とか外注費で払ってる」「(広告収入は)ほぼほぼ外注費でなくなるっていうことなんですよ。プラスではあるんですけどね」と収支の実情を告白した。
もともと菅原さんは自身の事業が好調だったこともあり、「売上を上げたいからYouTubeをやりたいとかじゃなかった」とのこと。これまで「日本一情報発信をする」という目標を掲げ、ブログや講演会、セミナーなどに精力的に挑戦し、その一環として情報発信をさらに強化する目的でYouTubeを始めたのだという。そのため、YouTubeの広告収入で外注費をカバーでき、大きなマイナスにならなければOKという心持で始めたとし、「でも今はちょっとプラスになった。ちょっとですけど」と述べ、「だから僕は目標を達成したん。ある意味、そういう部分ではね」と話した。
なおYouTubeを始めたことで菅原さんは、顧問の問い合わせが年間1000件以上殺到。しかし、YouTubeを始める前から既存顧客の仕事が進まなくなるとの懸念から、中には月100万円での顧問依頼も届いたものの、すべてお断りしているという。このほか、メディアの取材や講演会の依頼が多数寄せられるなど仕事が増えて、「売上自体は実際増えてるんですよ。670万円の広告収入があっても、実際全体の売上からしたら微々たるものなんです」と説いていた。
コメント欄には「670万の収益はすごすぎる!」「羨ましい。やはり専門性をある人は強いですね」「YouTubeは夢がありますね」などの声が寄せられている。