作詞家の湯川れい子さんが2024年8月22日にXで、自身が作詞した楽曲「六本木心中」について、歌詞ができたきっかけを明かした。
「別れた後には後ろも振り向かない」周囲の女性を見て
「六本木心中」は、1984年にリリースされたアン・ルイスさんの楽曲だ。
湯川さんは、この曲を「名曲」だと称賛するXユーザーの投稿を引用し、「この歌をなぜ書いたか!?と言うと」と切り出した。
湯川さんによると当時、「女と言えば着物を着て、髪をアップにした歌手が、未練たっぷりに男の人に取り縋(すが)る歌ばっかりで」という。ただ一方、実際に湯川さんの周囲にいたのは、「そんな女性よりも、頑張るだけがんばって、つくして、あゝ、これまでよ!!と思ったら、別れた後には後ろも振り向かない」女性だったという。
「六本木心中」の歌詞が生まれたのは、「そんな女が出て来ないのはなぜだろう?と考えて見たら、作詞家がほとんど男性ばかりだと気が付いた時でした」と説明した。
たしかに、「六本木心中」には、「女ですもの泣きはしない」「うぬぼれないで言葉じゃだめさ」など、女性の強さをうかがわせるフレーズが使われている。
この投稿には、「昭和の名曲中の名曲よね」「本当にカッコいい曲でアンさんに似合ってて、今でもこれからも名曲」「湯川さんもガラスの天井を破るべく戦ってこられた女性なんやね」といった声が寄せられた。
この歌をなぜ書いたか??と言うと、女と言えば着物を着て、髪をアップにした歌手が、未練たっぷりに男の人に取り縋る歌ばっかりで。… https://t.co/nhFcJD7dx3
— 湯川れい子 (@yukawareiko) August 22, 2024