フィリピン・プロバスケットリーグ(PBA)で今シーズンから導入された4ポイント(4P)シュートが話題を呼んでいる。
2024年8月18日に行われたガバナーズカップの開幕戦で、初の4Pシュートが記録された。地元フィリピンでは複数のメディアが歴史的ゴールを取り上げ、日本でもインターネット上で話題になり、賛否が分かれた。
「無理に4ポイントラインからシュートを打ちたくないんだ」
地元メディアによると、公式戦で4Pシュートが初めて記録されたのは、18日にケソン市で行われたメラルコ・ボルツ対マグノリア・ホットショッツの1戦だ。
第2クォーターにメラルコのガード、クリス・バンケロが歴史的シュートを決めた。
フィリピンメディア「GMA NEWS」(ウェブ版)は、「バンケロがPBAの歴史を作った」などのタイトルで記事を公開した。
記事によると、バンケロは歴史的シュートを次のように振り返った。
「4点だからといって、無理に4ポイントラインからシュートを打ちたくないんだ。リズムよくシュートを決めたいんだ。私は普段からあの距離でシュートを打っているから、自然とそうなるんだ。ちょっと距離があるから、無理に狙わない方がいい。リズムを掴んで、そのまま放った」
「背が低い人でも活躍できるようになるかもね」
「GMA NEWS」が7月22日に報じた記事によると、今シーズンから導入された4Pシュートは、リングからの距離が27フィート(約8.2メートル)で、3Pシュートラインの23フィート(約7メートル)より1.2メートル遠い。過去にはオールスター戦で4Pシュートが導入された実績があるという。
今回導入された4Pシュートをめぐり、インターネット上では賛否の声が上がっている。
Xには「背が低い人でも活躍できるようになるかもね」「試してみたのはいいこと」「4Pシュート導入したか......やってみる姿勢は素晴らしいと思います」「留学生居るチームがほぼ勝つ学生バスケを見てると4pシュートありにした方が留学生なしでも戦えそうで面白いかも」「これいいかも 観てる側も昇天できるよね」と期待を寄せる声があった。このほかに、次のような否定的な意見も。
「ディフェンスリバウンドで結局はマイナスになると思う」「バスケの4pライン導入は反対やな。ただただ大味のおもんない試合になりそうだし」「4点になったら興醒め」「バスケの4Pシュートは無いわー」「4Pシュートは反対だな。 バスケじゃなくなる」ゲーム性ぶっ壊れそうでなんだかなぁ」
「GMA NEWS」によると、PBAはファンの関心をさらに高め、競争を高めるために、4Pシュートの導入を決めたという。