20代女性の95%、健康に悪い「寝る前スマホ」 やめられない人は「子ども向け規制ルール」と「ブルーライトカット」を

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LINEの友人に「もう寝るので更新しません」と宣言しよう

――特に、20代の女性に突出して「寝る前スマホ」が多いのは、何か理由があるのでしょうか。いったい、何を見ているのでしょうか。

佐藤仁さん 女性の10代、20代はスマホの利用時間が長い傾向があります。当研究所の2022年5月の調査(※2)では、10代、20代で比べると、20代は10代よりも余暇時間が少ないと想定されます。そのため、好きなスマホを自由に触れることができる時間が、夜寝る前となっているためではないかと推察します。

今回調査の【図2】に出ているように、20代女性に限らず多いのは「LINE・メール」のチェック、「ニュースや天気」の確認、「SNS」のチェック、「動画視聴」です。また、【図3】では布団の中で動画視聴をしているかを聞いていますが、20代女性の約半数が動画を視聴しています。

別の調査では、20代女性は「映画・ドラマ」を視聴している方が約7割と高いため、このような動画を見ているのかもしれません。

――「寝る前スマホ」のリスクを防ぐには、そうした習慣を止めることが一番ですが、何か上手に止める方法はないものでしょうか。

佐藤仁さん 現在では、スマホを目覚まし時計代わりに利用している人も多いので、布団までスマホを持ち込んでしまう人が多いと思います。また、寝る前のリラックスタイムにしている人もいます。

ですが、使いすぎはやはり心配です。先ほど述べたように、スマホのナイトモードを使ったり、夜23時以降はスマホを見ないといった「マイルール」を作ったりするのがよいと思います。

SNSやLINEで友人の動向が気になる方は、「もう寝るので更新しません」「返信は明日の朝になります」と宣言して寝てしまうのもよいと思います。

(※2)【ライフスタイル】若年層はスマホ、高年層はテレビを長時間利用 30~40代を境にスマホとテレビの利用時間が逆転(2022年5月30日)

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