バーチャルでファインセラミックスの技術を体験 京セラ「ファインセラミックスワールド」をVR取材

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   京セラ(京都市)は、ファインセラミックスの特性や技術を体験できるメタバースワールド「ファインセラミックスワールド」を開設した。ツアーイベントを2024年8月23日まで開催する。

   京セラ本社ビルが、VR(仮想現実)空間に再現されている。J-CASTニュースBizがバーチャル取材した。

  • 京セラ本社ビル
    京セラ本社ビル
  • ガラスと窒化ケイ素セラミックスを比較するブース
    ガラスと窒化ケイ素セラミックスを比較するブース
  • ガラスと窒化ケイ素セラミックスを比較するブース
    ガラスと窒化ケイ素セラミックスを比較するブース
  • 深海の地震計などを紹介するブース
    深海の地震計などを紹介するブース
  • 深海の地震計などを紹介するブース
    深海の地震計などを紹介するブース
  • クイズに答えると認定証が。記者は「中級」
    クイズに答えると認定証が。記者は「中級」
  • 京セラ本社ビル
  • ガラスと窒化ケイ素セラミックスを比較するブース
  • ガラスと窒化ケイ素セラミックスを比較するブース
  • 深海の地震計などを紹介するブース
  • 深海の地震計などを紹介するブース
  • クイズに答えると認定証が。記者は「中級」

3D映像で説明する耐熱性

   「ファインセラミックスワールド」は4つのコーナーに分かれ、実際に取材したのは3つだ。VR本社ビルの中に入ると、京セラのファインセラミック製品が3Dモデル化され、数多く陳列されているコーナーに進んだ。各3Dモデルの隣には、製品についての解説が書かれたボードが設置されていた。

   特に興味深いのは、セラミックスの耐熱性を3D映像で説明している箇所だ。3D映像は立体的なので、どの角度から見てもわかりやすい。かなり近い距離まで寄ることができ、細部まで確認できる。映像では、ガラスと窒化ケイ素セラミックスを比較。両方とも800度で熱してから水中に落下させ、熱衝撃に耐えられるか実験している。ガラスにはひび割れが出たが、窒化ケイ素セラミックスは無傷なままだ。

   ファインセラミックスが使われている、深海の地震計耐圧容器を紹介する部屋も。深海の様子を再現するため、部屋全体も薄暗い色合いになっている。通常、ガラス製容器では水深6500メートル(m)で壊れてしまうが、ファインセラミック製は同1万1000mまで耐えられるとのことだ。

   ワールド内では実際にファインセラミックスを使用した地震計容器が、実物大の3Dモデルで再現されており、近づいて見ることができる。

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