シニア層の7割、テレビ見ながら「スマホいじり」
――テレビ視聴時間が全体的に短くなったのは、その分の時間をスマホに費やしているからでしょうか。それとも、メディアとしてもテレビの役割をスマホが代替するようになったと考えていいでしょうか。
小島誠也さん テレビの減少分がスマホに費やされているということは必ずしも言えないと考えます。テレビを見ながらスマホを利用する、なども近年は多く見られます。
当研究所の「イエナカ時間のスマホ利用」の調査では、テレビを見ながらスマホを利用する割合は全体の約8割で、高年層でも7割近くが「スマホいじり」をしながらテレビを見ているほどです。
しかしながら、SNSなどによって、これまではテレビでしか得られなかった情報が、手軽にスマホでも得られるようになった影響は多少あるものと考えられます。
――今回の調査で、特に強調しておきたいことがありますか。
小島誠也さん スマホの利用時間の増減から単純に良し悪しを語ることはできませんが、ご自身が適切だと思う範囲で、メリハリをつけてスマホを活用していただきたく思います。
(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)