SNSコミュニケーション、買い物決済で女性の利用が多い
――それにしても、スマホ利用時間が長くなる人が女性のほうが多いのは、どういうことでしょうか。シニア層でも男性の2倍近くです。
小島誠也さん 若年層で利用時間が増加した割合が高いのは、日々新たなサービスやコンテンツに触れる機会が多いほか、人とのコミュニケーションも活発であるため、日に日に利用時間が増加していくことが考えられます。
男女差について、女性のほうがSNSでのコミュニケーションとか、買い物での決済とか、スマホの利用時間自体が長い傾向があり、普段からスマホで多くのことを行っているからと考えられます。
そのため、新たなコンテンツやサービスなどに触れ、利用時間が長時間化する傾向も、女性のほうがシニアも含めて顕著であると思われます。
――なるほど。一方で非常に面白いのでは、20代~40代男性、20代~30代女性の一定数(1割以内)で利用時間が減ったと答えている人がいることです。「ライフスタイルの変化」とだけ説明していますが、具体的にはどういうことでしょうか。
小島誠也さん ライフスタイルの変化については、パートナーができたとか、子どもが生まれたといった家庭環境の変化や、職場などの仕事環境の変化が考えられます。
20代~30代では、特にこうした変化がさまざま起きるタイミングであるため、スマホの利用時間に影響しているものと思われます。