利用時間が増えた/減っただけで心配すべきではない
J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を行なったモバイル社会研究所の小島誠也さんに話を聞いた。
――わずか1、2年のうちに4人に1人もスマホ利用時間が長くなったと答えている理由は、ズバリ何でしょうか。
小島誠也さん 動画やSNSのコンテンツの充実に加え、スマホで利用できる便利なサービスが増えたことで、利用時間が長くなっていると考えられます。
――これは心配すべきことでしょうか。それとも時代の当然の流れなのでしょうか。もし心配すべきことなら、どういう対策を取ればよいのか。また、時代の流れとするなら、スマホ利用に関してどう磨きをかけていけばよいでしょうか。
小島誠也さん スマホの利用時間が増えた/減ったということだけで、心配すべきとはいえません。当研究所の調査では、スマホ利用時間が長い10代は、多くが「大半が楽しい時間」と感じているデータもあり、必ずしも長時間利用=悪、ということではないかと考えます。
ただ、目的もなくダラダラと触って時間を無駄にしてしまったと感じる場合などは、そうした利用を減らす意識も必要かと思います。また、利用時間が増加している人が多いことは、時代の流れと言えなくもないですが、その一方で短くなった、と回答している人も20代~30代にいることも着目する点かと考えます。