続編は「ネズミ」! 「100日後に死ぬワニ」作者が発表、二匹目のドジョウはいるのか

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   漫画家のきくちゆうきさんが2024年8月20日、かつてツイッター(現・X)で公開され話題を集めた4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』の続編を公開すると発表した。

   書籍化・映画化されるなどメディアミックスも注目を集めた同作だが、「商業化」が顕著だなどとして一部SNSでは批判の声もあがっていたことから、新作発表をめぐるネットの反応にも注目が集まっている。

  • 公開された画像。きくちゆうきさんのX(@yuukikikuchi)より
    公開された画像。きくちゆうきさんのX(@yuukikikuchi)より
  • 続編執筆にあたっての「お知らせ」。きくちゆうきさんのX(@yuukikikuchi)より
    続編執筆にあたっての「お知らせ」。きくちゆうきさんのX(@yuukikikuchi)より
  • 公開された画像。きくちゆうきさんのX(@yuukikikuchi)より
  • 続編執筆にあたっての「お知らせ」。きくちゆうきさんのX(@yuukikikuchi)より

「自分としては100日間できちんと終わらせたので、続編を描くつもりはなかった」

   『100日後に死ぬワニ』は、19年12月12日から20年3月20日にかけての100日間にかけて、きくちさんのアカウントで公開された4コマ漫画だ。

   夢を追いながらフリーターとして働く主人公のワニが死を迎えるまでの100日間を描いた作品で、親友のネズミと遊ぶ、アルバイト先の先輩との交際など、何気ない毎日を過ごす様子が描かれた。

   ほのぼのとした内容が多いものの、毎話「死まであと○日」と死へのカウントダウンが行われるという内容のギャップに、大きな注目が集まった。

   連載終盤には、連日関連ワードがトレンド入りするなど大きな盛り上がりを見せたが、最終話の更新直後に作品公式ツイッターアカウントと特設サイトが開設され、人気バンド「いきものがかり」とのコラボムービーや映画化、グッズの発売情報など商業展開に関する情報が複数発表された。

   ワニの「死」というストーリーの余韻を感じていたユーザーも多かったことや、それまでのストーリーはきくちさん個人のアカウントで投稿されていたことから、急な「商業化」に対し「冷めた」などとする声が上がった。

   そんな連載終了から4年半が経った24年8月20日、きくちさんはXで「今回、新たに、『100日後に死ぬワニ』の続編となる『100日後に死ぬ(×)ネズミ』を始めさせていただくことになりました」と発表した。

   添えられたイラストには、涙を浮かべたネズミと、笑顔で両手を広げたポーズをとるワニの姿が。タイトルの「死ぬ」には大きくバツがついており、ワニは「生きてる?」と声をかけている。

   「『100日後に死ぬワニ』の続編を描いてみませんか? というお話を双葉社さんからいただき、今回描くことになりました」という。

「100日間、よろしくお願いいたします!」

   「ワニの話は、自分としては100日間できちんと終わらせたので、続編を描くつもりはなかった」としつつ、「4年経った今もワニの漫画を読んでいただき『続編を読みたい』とか『あの後、ワニ達はどうなったんですか?』などのうれしい意見もいただくことがあり、徐々に気持ちも変わっていきました」。きくちさん自身も「ワニの漫画描いていた当時から、ネズミとワニのその後の後は描きたいな~とは思っていた」ことから、続編を制作することにしたという。

   続編の制作にあたり、「今現在、生きているみなさん一人一人、楽しいことツラいこと、色々経験して生きていると思います。ネズミも、ワニとの経験があり、それでも楽しいことツラいこともあり、みなさんと同じように生きています。『その後』のネズミの日常を今を生きている者として、『ネズミはどうなっていくのだろう』『ワニはどうなったのか?』などと思いながら読んでいただけるとうれしいです」と呼びかけた。

   連載は前回同様100日間となるようで、「100日間、よろしくお願いいたします!」としている。

   かつて賛否を呼んだ「100ワニ」の続編とあって、SNSの反応もまちまちだ。

   「100ワニ続編!?!? 嬉しすぎる.........」「映画内で描かれた『その後』ともリンクするのだろうか(映画とても良かった)または別の世界線 何にしても楽しみにしています」と楽しみにしているという声も多い一方、「ワニってメディアミックスに失敗して盛大にコケてたと思ったけど、懲りずにまた続編やるのは中々勇敢だわな」「またワニが墓荒らし食らってる... もう散々アレな感じで展開終わったコンテンツを何故また掘り起こすんだ」など冷めた見方をする声も少なくない。

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