パリ五輪体操女子平均台で銀メダルを獲得した、中国の周雅琴(18)の帰国後の給仕姿が話題を集めている。
周は五輪初出場となったパリ大会で銀メダルを獲得し、表彰式での振る舞いも話題となった。
表彰式での初々しい姿が話題に
表彰式には、イタリア代表の金メダリストのアリチェ・ダマト、銅メダリストのマニラ・エスポジトとともに臨んだ。2人が慣れた様子でメダルを噛むポーズをすると、周は少し驚き、慌てた様子で2人に合わせてメダルをかんだ。
周のこの初々しい姿がインターネット上で拡散されると、世界中の体操ファンから「可愛い」などの声が殺到した。
この件で一躍有名になった周は、中国に帰国してからも話題を集めている。
中国メディア「新浪体育」(ウェブ版)によると、周は帰国後、両親が経営する実家の飲食店を手伝っているという。
周は1年を通してトレーニングや試合で多忙を極め、実家に帰ることはほとんどないというが、今回は五輪後のつかの間の休暇を利用して里帰りし、両親の手伝いをしている。
周の父親「娘は何でもやってくれます。ビジネスは好調です」
記事によると、周は客に料理を提供したり、テーブルを拭いたり、皿を洗ったりするだけでなく、キッチンでスイカを切ることもあるという。
周が給仕する姿が中国版Xの「微博(ウェイボー)」に投稿されると、国内のみならず海外ファンからも称賛の声が上がった。
英紙「デイリー・メール」(ウェブ版)によると、「微博」には「彼女は謙虚で地に足のついた人間として育てられた」「これは本当に感動的だ」「彼女は自分の母親のレストランを手伝っている。尊敬する」などの声が寄せられているという。
中国に帰国してからも注目を集めている周。「新浪体育」の記事によると、実家の飲食店は繁盛しているようで、周の父親は「娘は何でもやってくれます。ビジネスは好調です」と語ったという。