南海トラフ巨大地震の備えに...会社の事業継続計画は大丈夫? 被害想定地域で準備ナシが多すぎ危機

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会社の事業で何が一番大切か、再認識できる

――BCPは南海トラフのためだけではないのですね。

窪田剛士さん そのとおりです。2011年の東日本大震災後は自然災害が主な対象でしたが、その後、コロナ禍ではパンデミック(感染症拡大)への対応、そして最近はサーバーテロへの対応と、見直しが続いています。

BCPを作っておくとよいのは、緊急時のためだけではありません。会社の日頃のビジネスにも大いに役立つのです。

――それは、どういうことですか。

窪田剛士さん BCPを作るプロセスが非常に大事なのです。緊急時には会社の仕事で何が一番大切か、取捨選択をして優先順位をつけ、できるものをから続けていかなくてはなりません。

改めて、会社のさまざまな事業のなかで何が大切かということを再認識することになります。そして、BCPの社内訓練を行うことによって、それを従業員に伝えることにつながります。BCPを作ることで得られるものはたくさんあるのです。

(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)

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