パリ五輪・レスリング女子50キロ級で準決勝を突破するも、決勝戦前の計量で100グラム体重超過し失格となったインド代表のビネシュ・フォガット選手が、2024年8月15日にインスタグラムを更新。これに励ましの声が寄せられている。
「規則は規則」の声も
1回戦では日本の須崎優衣選手を破ったビネシュ選手。失格翌日の8日には、Xで「私の勇気はすべて折れました、私には今これ以上の力がありません」などとし、引退を示唆する投稿をしていた。また、インド放送局「NDTV」(ウェブ版)は、ビネシュ選手の壮絶な減量について報じている。
ビネシュ選手はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に銀メダル授与を求めていたが、訴えを棄却されたと各メディアが報じている。
ビネシュ選手は15日、コメントを付けずにパリ五輪の会場に倒れ込む自身の写真1枚を投稿。これに「あなたは本物のチャンピオンだ チャンピオンは決して諦めない」「強いチャンピオンであり続けて」「あなたはレジェンドです、もっと強くなって戻ってきてください」といった励ましの声が寄せられた。
一方で、X上では「残念だが失格は競技規則に明記されているルールに従ったもの」「皆減量を必死にしている中、ごね得はダメだね。減量きついなら階級上げれば良いのさ。規則は規則だ」など、失格や訴えの棄却は妥当だとして批判的な声も上がっている。