早田ひな発言で注目の「特攻資料館」とは 23年には隊員描いた映画も公開、若者らも足運ぶ

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「たくさんのご連絡が来ており、ありがたい」

「若い方がこういう場所に興味を持つのは素晴らしい」
「死ぬ気で戦ってきた、気持ちはどこか通じるところがあるのかも」
「知覧の亡き特攻兵たちも、さぞ喜んでいるだろう」

   早田選手の発言について、X上ではこんな書き込みが寄せられている。

   知覧特攻平和会館の川崎弘一郎館長は8月14日、J-CASTニュースの取材に対し、「ご発言に反響があって、たくさんのご連絡が来ており、ありがたいと思っています」と受け止めを語った。

「戦争から79年が経って、若い世代は戦争の悲惨さを知らないので、当時戦死した隊員たちの資料を見て、少しでも命の尊さや平和のありがたさを感じてほしいです。中学生や高校生が平和学習で来ており、多くの若い方が来られることは大変いいことだと思っています」

   特攻隊といえば、現代の女子高生が戦時中の日本にタイムスリップして隊員の青年と出会う姿を描いた小説「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」が累計100万部突破のベストセラーになり、23年12月に実写版の映画も公開された。

   川崎館長によると、映画を見て足を運ぶ若い人も多いといい、8月15日の終戦記念日を前に入館者も通常より増えているとした。インバウンドの観光客増加で、海外から来館する人も多いという。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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