優勝争いを繰り広げる巨人に大きな痛手だ。
攻守の軸としてチームを引っ張ってきたヘルナンデス
2024年8月11日の中日戦(バンテリン)で、悲劇は起きた。
5回1死の場面。エリエ・ヘルナンデスが木下拓哉の中前に飛んだ打球で、スライディングキャッチを試みた。だが、ボールが入ったグラブの先が人工芝に引っかかり、左手首が逆方向に曲がった。
ヘルナンデスは激痛に顔をゆがめると、倒れたまま立ち上がれず、ナインやコーチが駆け寄った。
球場が騒然とする中でブルーシートに覆われながら、担架に乗せられて負傷交代した。報道によると、名古屋市内の病院で検査を受けた結果、「左手首の骨折」と診断された。
今季中の復帰は絶望的な状態に。攻守の軸としてチームを引っ張ってきただけに、阿部慎之助監督のショックは大きい。3-1で勝利したが試合後に笑顔はなかった。