アナウンス事務所VOICEが2024年8月10日、フリーアナウンサーの川口ゆり氏を契約解除としたことを発表した。
川口氏のX投稿について「異性の名誉を毀損する不適切な投稿行為が認められた」との理由によるもので、SNSで波紋が広がっている。
「言葉を扱う仕事をしている者として未熟でした」
VOICEは事務所公式サイトを通じ、「川口ゆりとの契約解消のご報告」を次のようにアナウンスした。
「当社は、2024年8月10日(土)をもって、川口ゆりとのアナウンス事務所VOICE所属契約を解消いたしましたのでご報告申し上げます」
契約解消に至った理由として、「川口氏はX(旧Twitter)のSNSに於いて、異性の名誉を毀損する不適切な投稿行為が認められた」と説明し、「当社はアナウンス事務所として、所属契約の維持は困難と判断し、やむなく契約解除通知をするに至りました」としている。
SNS投稿などに関するポリシーとして、「当社では、言葉は誰かを傷つけるためにあるものではなく、勇気づけたり愛を語るためにあるものと考えており、言葉を扱う仕事に携わる者としてはあってはならず、大変心苦しく考えております」と謝罪を行った。
川口氏をめぐっては、8日に「ご事情あるなら本当にごめんなさいなんだけど、夏場の男性の匂いや不摂生してる方特有の体臭が苦手すぎる。常に清潔な状態でいたいので1日数回シャワー、汗拭きシート、制汗剤においては一年中使うのだけど、多くの男性がそれくらいであってほしい...」とXに投稿。「男性」への苦言などが物議を醸していた。なお、投稿は削除されている。
契約解除に伴い、川口氏は11日にXで「この度は私の不用意な発言で不快にさせ、傷つけてしまった方が多くいたこと、大変反省しております」と謝罪。「言葉を扱う仕事をしている者として未熟でした。以後、言葉で誰かを傷つけてしまうことがないように精進してまいります。本当に申し訳ございませんでした」と反省をつづっている。
「言い方は丁寧だけど男性差別的」や「特定の個人のことを中傷したわけじゃ無いのに...」の声
体臭など、ニオイに関する問題は「スメルハラスメント」とも称されるように、デリケートな問題だ。今回の川口氏の投稿についても、賛否の声が寄せられている。
男性に向けて「体臭が苦手すぎる」などとした表現に問題があったとする見方も多い。
「言い方は丁寧だけど男性差別的な内容だし、アナウンサー事務所でこんな不用意な発言するのは不要ということだろう 」
「まぁ配慮した言い方してたし、契約解除もやりすぎとは思うけど、1日数回のシャワー浴びろとか女からみてもアナウンサーってどんだけ暇な職業なんと思うし、肉体労働してみろと言いたくなる 」
「言葉を人に届けるお仕事をされる立場としては、今回の発言は不適切だったかなと思いました 」
一方で、特定の個人などに言及する投稿ではなかっただけに、契約解除の対応に対しての意見も見られた。
「これはちょっとかわいそう 特定の個人のことを中傷したわけじゃ無いのに厳しすぎると思うんだけどな 」
「契約解除はやりすぎでしょ。事実しか投稿してないのに。特定の誰かを叩いてるわけでもないのに」
「川口ゆりさんの発言。まぁ、確かに事実だし多分同じ事を思ってる人は多いと思う。これを言っただけでクビは流石に可哀想な気もするが、仕事が仕事だけになぁ 」
この度は私の不用意な発言で不快にさせ、傷つけてしまった方が多くいたこと、大変反省しております。言葉を扱う仕事をしている者として未熟でした。
— 川口 ゆり yuri kawaguchi (@funifuniyuri) August 11, 2024
以後、言葉で誰かを傷つけてしまうことがないように精進してまいります。
本当に申し訳ございませんでした。