実質賃金プラスで家計どうなる? 「ゆとりない」7割、コロナ最悪期2021年よりひどい...「せめて心に余裕もたらす職場環境を」

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賃上げなしでも、職場環境改善でできることが多い

――今回の調査で、特に強調しておきたいことがありますか。

川上敬太郎さん コロナ禍に耐え、増税に耐え、物価上昇に耐え、と人々はずっと耐え続けてきています。実質賃金が上昇に転じたことは明るいニュースですが、大切なのはそれが継続していくこと、またすべての人にその恩恵がもたらされることです。事態が好転するまでにはまだ時間がかかる可能性があります。

一方で、日々の生活は今日も明日も続いていきます。家計のゆとりが得られるよう、経済の循環が良くなるのを待っている間も、いまできることを改善していくことで心のゆとりを感じられる場面は増やせるかもしれません。

すぐに大きく賃金を上げられなくても、勤務時間や休暇取得を柔軟にしたり、テレワークしやすくしたりと、職場でできることに取り組み、少しでも心にゆとりをもたらすような環境整備についても忘れずに進めていっていただきたいと思います。

(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)

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