レスリング日下尚、名前の由来は「高橋尚子」だった 金メダル片手に悲願の初対面「最高に楽しい...」名言もオマージュ

「きちんと優勝して(高橋さんに)お会いするのが自分のゴールだったので」

   日下選手と高橋さんの対面は、同日放送の報道番組「News23」(TBS系)でかなったものだ。

   TBSの五輪中継スペシャルキャスターを務める高橋さんが、初対面だという日下選手に「初めましてなんですが、そんな気持ちにはならない気持ちです」と声をかけた。

   「最高に楽しい6分間でした!」というコメントについて高橋さんが「準備されていました?」とすると、日下選手は「そうっすね......、はい。いざ目の前に(本人が)いると、なんかアレなんですけど......」と照れ笑い。

   「憧れじゃないですけど、名前のアレ(由来)で。本当に尊敬というか、それ以上の存在というか。追ってきた存在なので、言いたかったですね」。「きちんと優勝して(高橋さんに)お会いするのが自分のゴールだったので、めっちゃ嬉しいっす、今」と、高橋さんとの対面が目標だったと語った。

   名前の由来について「お母さんが高橋尚子さんのファンで。好きで、名前つけてもらっただけなんですけど」と明かし、「(高橋さんが)金メダリストと分かって、育っていく中で、オリンピックは心のどこかにあって。『レスリングでオリンピックを目指したい』ってなって。この名前と重なって金メダルを強く望むようになりました」と、幼い頃から高橋さんの背中を追っていたと振り返った。

   高橋さんが「24年前のこの思いを引き継いでくださったと、そんな思いで嬉しいです」とすると、日下選手は「自分自身も高橋尚子選手が優勝して、今の僕が優勝できたので。そういったように、子どもたちに影響を与えられるような存在になれればなと思ってます」と決意を新たにしていた。

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