女子レスリングで失格負けのインド選手、なぜ計量失敗したのか? 地元メディアが明かした「壮絶減量」舞台裏

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通常体重は57キロ前後で約7キロの減量

   記事によると、ビネシュは元来53キロ級の選手で、同階級で世界選手権2度、銅メダルを獲得している。

   これまで53キロ級で戦ってきたビネシュの通常体重は、57キロ前後だという。50キロ級で戦うには、約7キロの減量を強いられる。

   記事では、ビネシュがなぜ今大会、50キロ級に出場したのかを解説。これには代表のチーム事情があったようだ。

   記事によると、チームメイトのアンティム・パンガル(19)が、23年世界選手権53キロ級で銅メダルを獲得。これにより、アンティムはパリ五輪53キロ級の出場権を獲得した。

   このような事情があり、ビネシュは本来の53キロではなく、50キロでの出場を強いられたという。

   同メディアは「オリンピックの50キロ級カテゴリーに収まるために、体重を7キロから8キロ近く減らす必要があったため、50キロまで落とすことは彼女にとって常に大きな課題だった」と指摘した。

   ビネシュが失格となったことで、女子50キロ級決勝は異例の形となった。準決勝でビネシュに敗れたジュスネイリス・グスマン(キューバ)が繰り上がり、ヒルダーブラント(米国)と対戦。結果、ヒルダーブラントがグスマンを下して金メダルを獲得した。

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