パリ五輪でフェンシングが立て続けにメダルを獲得し、盛り上がりを見せている。そんななか注目を集めたのは、各国代表選手のマスクの「柄」についてだ。その国の国旗柄がデザインされており、「キン肉マンみたい」と話題になった。
日本代表選手のマスクは日の丸――ではなく、一面赤色をしている。なぜこういった配色になったのか。
「梅干し弁当みたいなのを想像してた」
2024年8月4日に行われた女子サーブル団体の3位決定戦では、開会式で旗手を務めた江村美咲選手率いる日本が銅メダルを獲得。男子フルーレ団体では、5日に行われた決勝戦で日本がイタリアを破り、金メダルを勝ち取った。さらに男子エペ個人で加納虹輝選手が金、男子エペ団体が銀、女子フルーレ団体が銅と、日本はフェンシングで計5つのメダルを獲得する快挙を成し遂げた。
メダルラッシュに沸くなか、SNSでは各国代表選手のマスクをまとめた画像が注目を集めた。代表選手のマスクにはその国の国旗の柄が施されている。例えば、カナダであれば左右は赤色、中央は白地にメイプルリーフが描かれている。フランスであれば左から青・白・赤の3色となっている。
これに対し日本代表選手の「真っ赤」なマスクに、Xでは「『これで戦うの胸アツじゃん、じゃあ日本は白地に赤丸か?』と思ったらマスク全面が真っ赤で衝撃的すぎるwww」「梅干し弁当みたいなのを想像してた」といった声が上がった。
真っ赤だと中から見えづらくないのか
J-CASTニュースの取材に応じた日本フェンシング協会広報事務局の担当者は6日、「真っ赤」なマスクについて、「事前に登録をしている指定のマスクです。登録が間に合わなかったり、汗で濡れて交換したりして、赤じゃないものの場合もあります」と説明した。
日の丸柄ではなく全面赤色をしている理由については、フェンシングのユニフォームは白色のユニフォームでプレイするため「マスクの周りが白なので、それで日の丸になっています」と明かす。
Xでは、マスクに色がついていると中から見えづらいのでは、といった疑問も上がったが、「内側には色はついていないので、色がついていることで見えにくくなることはありません」と説明した。