パリ五輪中継「『この後』が『この後』じゃない」問題、加藤浩次も苦言 NHK「さまざまなご意見いただいている」

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   お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次さん(55)が2024年8月3日、「アッパレやってまーす!~土曜日です~」(MBSラジオ)に出演し、NHKのパリ五輪中継のあり方に苦言を呈した。

  • NHK
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  • 加藤浩次さん(所属事務所「82style」の公式サイトより)
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「民放だったらまだね、許せるというか、しょうがないんかなって思うんだけど」

   パリ五輪をリアルタイムでテレビで楽しんでいるという加藤さんは、「1個、言っていいですか?NHKに物申していいですか?」と切り出した。「NHKの柔道の生中継見てて、『この後』って出るんだよ。上に『この後、誰々対誰々』とか。『この後』が『この後』じゃないんだよ」と苦言を呈した。「もうね、今のテレビでそんなのやっちゃダメだよ。しかもNHKがね。これ民放だったらまだね、許せるというか、しょうがないんかなって思うんだけど、NHKが」とヒートアップ。

   「NHKだったら、『この試合とこの試合とこの試合の後、阿部選手登場です』とかいう風にやってもらいたい」と提言した。

   加藤さんは他局のサッカー女子「なでしこジャパン」の中継もザッピングしながら見ていたと説明。7月28日夜にフジテレビが中継していたブラジル戦のことを指すとみられ、

「『このあと』って出るから、次やんのかなと思って。違うなって。『この3位決定戦やってるから違うぞ』と思うわけよ。1回、サッカーに戻るわけよ。で、また、もうそろそろかなと思ったらまた『このあと』って出てくる。『じゃあ、やっぱりこのあとか』って思ったら、次の階級の3位決定戦が始まるわけよ。『この野郎』と思って。今日この時代にだぜ」

と怒りをにじませた。

   加藤さんは続けて「まあ作戦通りにはまってるんだけどね」とトーンダウン。「昔あったじゃん。『このあとすぐ』みたいな感じで、結構批判食らったことあんのよ。民放とかで。それが、今この2024年のパリオリンピックで、NHKはやっちゃいかんと思うぜ」と苦言を呈した。

「パリオリンピックの放送については、さまざまなご意見をいただいています」

   加藤さんは続けて「柔道も絶対応援したいよ。日本から出ている選手とか、頑張ってきた選手を応援したい気持ちがあるから。日本国民がいろんなのを見た方がいいに決まってるじゃない。サッカーも、なでしこも見ながら、男子も見ながら、その裏で柔道見ながら、バスケを見ながらでもいいけど、やるべきじゃない。多く見るべきじゃない?それをNHKがやるべきじゃないの?」と語気を強め、疑問を呈した。

「作戦っていうか、そういうあれだと思うんで。こっちも何年もオリンピック見てるから、それにはある種、慣れてる部分もあるんだけど。けど、もうよくねえかって」

   では、なぜNHKも民放同様の「この後」の手法を取り入れることになったのか。NHK広報局担当者は5日のJ-CASTニュースの取材に対して、次のように回答した。

「パリオリンピックの放送については、さまざまなご意見をいただいています。いただいたご意見は今後の放送に生かしてまいります」
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