パリ五輪・男子バレーボールの準々決勝が2024年8月5日に行われ、日本代表はフルセットの末、イタリア代表に敗れた。第3セットでマッチポイントを握ったが、あと一歩届かなかった。
大熱戦のイタリア戦の中、生中継でたびたび映った日本ベンチの写真たてに注目するバレーファンが続出。
それは、東京五輪の日本代表メンバーで、23年3月に胃がんで亡くなった藤井直伸さんの遺影だった。Xでは「これは泣く」「写真出てきた瞬間涙腺壊れたよね」「心はひとつだよ」などといった声が目立つ。
「みんなたくさん触ってパワーもらったかな」
日本対イタリア戦の準々決勝はNHKで中継された。その中継で、ベンチに置かれている藤井さんの遺影が写ると、Xでは感動、感涙する人が続出した。
藤井さんの遺影が入った写真たては、よく見ると、指紋のような跡が目立った。Xでは「試合前にみんなあの写真を持ったんだろうな......指紋だらけで真っ白になってた」「写真立て指紋でいっぱい汚れてた。みんなたくさん触ってパワーもらったかな」といった声も多かった。
藤井さんの遺影は、試合後の集合写真の際にも高橋健太郎選手が手にもっていた。
また、日本代表がパリ五輪の出場権を獲得した試合の集合写真でも、藤井さんのユニフォームが掲げられていた。