ドイツの現地拠点が担当、布の素材などの詳しい内容は五輪終了後に
「会場が360度美しすぎて見惚れてしまう...」
「美しいグランパレで、聴く君が代は誇らしかった」
「なんと!日本の匠の仕事でしたか」
グラン・パレで天井の布張りをした太陽工業の公式サイトなどによると、1970年の大阪万博でパビリオンのテント屋根を設置したのが原点になった。その後、東京ドームの屋根も手がけ、25年の大阪・関西万博では、関西パビリオンの設計・施工に携わっている。海外でも、中東のイスラム聖地に250基設置された巨大な電動日傘などにも、同社の布が使われている。
太陽工業の公式インスタグラムなどでは8月2日、「パリ、盛り上がってますね」と切り出し、元日本代表の太田さんに同社のことを取り上げていただいたと感謝の意を示した。パリ五輪では、サッカーやテニスの会場の屋根も手がけたとしたうえで、「パリの地での選手の活躍から目が離せないですね」とつづった。
日本の快挙を演出した布張りについて、同社の広報部は5日、ドイツの現地拠点が手がけたとJ-CASTニュースの取材に説明した。ただ、グラン・パレ側との契約で守秘義務があるため、布の素材などの詳しい内容は五輪終了まで答えられないという。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)
オリンピック裏話
— yukiota.eth (@yuki_ota_japan) July 29, 2024
加納選手が金メダルを獲得した
フェンシング会場グランパレ。
ガラス張りで、太陽の光で眩しくて試合ができなくなる事を防ぐために布で覆っています。
これを実施しているのが実は日本企業の、太陽工業さん。
デザイン性と機能性が求められる中で抜群のセンス。… pic.twitter.com/IWjpBZTSWn