早田ひな気遣う孫穎莎、敗れた相手敬う張本智和 五輪卓球選手のスポーツマンシップが素晴らしい

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   パリ五輪で活躍する卓球選手のスポーツマンシップに感嘆するファンが続出している。

   2024年8月2日に行われた卓球・女子シングルスの準決勝では、日本の早田ひな選手に勝利した中国のエース・孫穎莎選手の気遣いに、「実力だけでなく人間性も一流だわ」「優しい世界チャンピオン」といった声がXで散見された。

  • 張本智和選手(写真:AP/アフロ)
    張本智和選手(写真:AP/アフロ)
  • 早田ひな選手(2024年7月撮影)
    早田ひな選手(2024年7月撮影)
  • 卓球・混同ダブルスのメダリストたちの自撮り(画像はWTTのインスタグラムより)
    卓球・混同ダブルスのメダリストたちの自撮り(画像はWTTのインスタグラムより)
  • 張本智和選手(写真:AP/アフロ)
  • 早田ひな選手(2024年7月撮影)
  • 卓球・混同ダブルスのメダリストたちの自撮り(画像はWTTのインスタグラムより)

早田選手のけがを心配

   試合は孫穎莎選手のストレート勝ちだった。サウスポーの早田選手の左手にはテーピングが巻かれていた。試合終了直後の握手の場面で、孫穎莎選手が早田選手の左手を気遣うような素振りがあった。

   この行動について、Xでは「実力だけじゃなく人間性の素晴らしさも持ち合わせてる」「卓球ファンとして大好き」「優しい世界最強」などと、孫穎莎選手を称賛する声が目立つ。

   中国のスポーツメディア「搜狐体育」のウェブ版の記事には、「試合後、孫穎莎は率先して早田ひなと握手を交わし、左手の負傷について尋ねると、早田ひなは軽く微笑んで、大したことはないと答えた」との記載がある。

   また、孫穎莎選手は試合後のインタビューで早田ひな選手のけがを心配していたという。

   孫穎莎選手というと、混同ダブルスでの表彰台での行動も話題になった。この種目は中国が金メダル、北朝鮮が銀メダル、韓国が銅メダルだった。

   表彰台で韓国の選手がメダリスト6人の集合写真を撮影する際に、率先してアングルを指示したり、一番高い表彰台から降りて画角を調整する姿が「優しい」と好感を呼んだ。

中国の卓球ファンの心を掴んだ張本選手

   一方で、中国の卓球ファンの間では、張本智和選手の敗戦後のコメントが称賛されている。

   張本選手は準々決勝で、中国の樊振東選手に敗れた。ゲームカウント3-4の大接戦だった。

   敗戦後のインタビューで、張本選手は自分の力不足を認め、樊振東選手を称えたことが、中国の卓球ファンの心を掴んだ。

   また、WTT(World Table Tennis)のXアカウントが、「もし彼が金メダルを取ってくれたら、僕の負けの慰めになる」という張本選手のコメントを紹介すると、これが中国の大手SNS「ウェイボー」で引用され、注目を集めた。

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